近年、フィッシング詐欺被害が増えてきてるみたいだけど、対策とかどうやってしたらいいんだろう?
フィッシング詐欺の対策方法について、詳しい人に教えて欲しい!
近年、パソコンのウイルス被害以上に、フィッシング詐欺被害が急増していて、フィッシング詐欺対策が必須になっています。
例えば、iPhoneにはウイルスソフトが不要と言われますが、確かにiPhoneはウイルス感染しにくい一方で、フィッシング詐欺については防ぐことができません。
参考記事 『iPhoneにノートンはいらない?必要かどうかを徹底解説!』
そこで本記事では、「フィッシングサイトの見分け方と対策方法」を徹底解説!
記事を読むと、フィッシング詐欺に対してどのように対策すべきか分かり、不正請求や個人情報漏洩を防ぐことができます。
フィッシングサイトとは?
そもそも、「フィッシングサイトって何か」について、はじめに解説します。
フィッシングサイトは、Amazonやヤマト運輸、イオン銀行など、実在する企業のサイトにそっくりのサイトを作り、カード情報や銀行情報などを入力させて、個人情報を盗む手口です。
偽サイトではありますが、URLやサイトの作りが本物にそっくりのため、見極めるのは非常に難しくなっています。
また、多くの手口では、メールやSMSに記載されたURLや、SNSやGoogle検索のURLの遷移先がフィッシング詐欺サイトであることも少なくありません。
フィッシング詐欺による被害状況
「IPA」という第三者機関の調査によると、 コンピュータウイルスおよび不正アクセスの被害届出状況は、ウイルス被害よりも不正アクセス被害(フィッシング詐欺被害)の方が圧倒的に多くなっています。
この、不正アクセスこそが「フィッシング詐欺」でして、近年ではフィッシング詐欺の手口が巧妙化し、防ぐのが難しいのが現状です。
また、ウイルス犯罪についてはiPhoneやMacの普及もあり減少傾向ですが、Apple製品でも防げないフィッシング詐欺については右肩上がりで被害数が増え続けています。
このような実態からも、フィッシングサイトによる被害が増加しており、フィッシング詐欺対策の必要性がますます上がってきていることは明らかです。
フィッシングサイトの詐欺経路
フィッシングサイトへと誘導する主な経路(手口)は、上記の3パターンが一般的です。
どの手口でも、フィッシングサイトのリンクをクリックさせ、遷移先の偽サイトで個人情報やカード情報、銀行情報などを入力させ、大金を盗むといったものになります。
そして、このフィッシングサイトは非常に巧妙にできていて、Amazonや楽天、ヤマト運輸などのサイトにそっくりなため、偽物と気付きにくいです。
そのため、誤って個人情報やカード情報を入力してしまい、大金を盗まれてしまうという被害が続出しています。
フィッシングサイトの詐欺被害に遭うとどうなる?
フィッシングサイトによって被害に遭うと、上記のような損失が発生することが多いです。
フィッシングサイトはアクセスするだけでは何も被害に遭いませんが、個人情報やカード情報を入力してしまうと、甚大な被害に遭う可能性が高くなります。
そのため、被害額も大きくなる傾向にあるので、しっかりと対策をしておくことが非常に重要と言えるでしょう。
フィッシングサイトの見分け方
上記が、フィッシングサイトを見分けるチェックポイントです!
当たり前の内容ですが、しっかりとできてる人は少ないため、年々フィッシング詐欺の被害者が増えています。
また、フィッシング詐欺のメールやサイトは非常に巧妙に作られていて、パッと見では気付くのが非常に難しいです。
URLやメールアドレスが1文字だけ違うといったことも多いので、慎重に見分けて、フィッシング詐欺に引っかからないようにご注意ください。
フィッシングサイトやフィッシング詐欺の対策方法
中々、自分だけでは防ぐのが難しいフィッシング詐欺ですが、上記ができる対策です。
基本的には、偽サイトと気付けるように、普段からURLやサイトは注意深く確認するというものになります。
そのため、自身で気をつけるという「自分次第の対策」になってしまうのが一般的です。
一方で、フィッシング詐欺の被害は年々増しているため、「フィッシング対策機能のあるソフト」を導入することが、最も確実かつ効率的にフィッシング詐欺を防ぐ方法と言えるでしょう。
フィッシング詐欺を検出する「おすすめ対策ソフト」4選
既にご説明した通り、フィッシングサイトは自分自身で注意深く確認するくらいしか対策がないのが現状です。
その上、注意深く確認しても見分けがつきにくいので、被害が増え続けています。
そのような観点から、フィッシング対策機能がある対策ソフトの導入は非常に有効です。おすすめのソフトを詳しく解説していきます。
詐欺ウォール
詐欺ウォールは、ネット詐欺に特化したネット詐欺対策専用のソフトウェアで、ネット詐欺対策に特化していて、他社よりも高い検出力が期待できます。
特徴はトリプル検知エンジンで、「①ブラックリストとの照合」、「②URLのヒューリスティックチェック」、「③AIによる詐欺サイトチェック」を瞬時に行います。
ネット詐欺対策に特化しているため、ブラックリストへの反映速度も早く、フィッシングサイトの検出能力が高いのが特徴です。
一方で、アンチウイルス機能はなく、ウイルスの検出や除去はできないため、アンチウイルスソフトとの併用をおすすめします。
ネット詐欺対策を万全にし、「フィッシング詐欺対策」と「アンチウイルス対策」をそれぞれ専用のソフトを導入して対策したいという人におすすめです。
ノートン360
ノートン360は、世界で最も利用されているセキュリティソフトです。
セキュリティ性能・機能・軽さなど、どれをとっても最高水準の品質となっていて、導入して後悔することがない製品と言えます。
ノートンには、フィッシング詐欺対策機能も付いていて、URLやサイトをブラックリストと照合し、ネット詐欺を検知してアラートを出します。
アンチウイルス機能やVPN機能、パスワードマネージャーなどをメインに使いつつ、最低限のフィッシング詐欺対策をしたいという方におすすめです。
ウイルスバスタークラウド
ウイルスバスタークラウドは、日本で最も利用されているセキュリティソフトです。
日本企業によって製造されているため、日本で主流のウイルスに特に強く、サービスの画面もわかりやすくなっています。
ウイルスバスターのネット詐欺対策機能は、詐欺サイト検出にブラックリストに加え、AI検出も利用しており、他社のセキュリティソフトよりもネット詐欺対策機能に力を入れてます。
アンチウイルス機能やセキュリティ機能を主に使いつつ、ネット詐欺対策もできる限りしっかりしたいという人におすすめです。
マカフィー リブセーフ
マカフィー リブセーフは、台数無制限版があり、高性能かつ複数台で使えば安いという特徴を持ったセキュリティソフトです。
一方で、パスワードマネージャーは15個まで、VPN機能の利用も制限があるなど、セキュリティ性能は高いものの、他のセキュリティソフトほど機能は充実していません。
マカフィーのネット詐欺対策では、ブラックリストと照合して詐欺サイトなどを検出する仕組みとなっています。
そのため、アンチウイルス機能やセキュリティ機能、詐欺対策機能が入っているセキュリティソフトがいいけど、特に料金重視で選びたいという人におすすめです。
【対処法】フィッシング詐欺に遭ってしまったらどうする?
万が一、フィッシングサイトを見分けることができず、フィッシングサイトにカード情報等を入力してしまった場合は、できるだけ早く被害状況を確認することが重要です。
そして、すぐにカード決済履歴や口座情報、アカウントログイン可否などを確認し、不正利用や乗っ取りが疑われる場合は、利用停止等の処置をとりましょう。
また、クレジット情報などは利用停止をしても、将来再び悪用される恐れがあるので、カードの再発行までされることをおすすめします。
とにかく重要になるのが「早急に対応すること」なので、万が一の際は最優先で状況の確認と対策を行なってください。
まとめ:フィッシング詐欺被害は拡大中!早期の対策が重要!
フィッシング詐欺は近年、被害件数が大きく増加していて、今ではウイルス被害よりも被害件数が多くなっています。
カード情報や銀行情報を盗む手法のため、被害額も大きくなる傾向があるので、必ず専用ソフトやセキュリティソフトを導入して対策することが必須です。
また、万が一フィッシングサイトに個人情報等を入力してしまった場合は、1秒でも早く被害状況を確認し対策をすることが極めて重要になります。
カード履歴や口座残高などをすぐに確認し、カードの再発行手続き等を行いましょう。
フィッシングサイトは非常に巧妙に作られていて、簡単には見分けられないため、この機会にぜひ「ネット詐欺専用ソフト」や「ネット詐欺対策機能のあるセキュリティソフト」を導入して対策しておいてください。
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